食べものとからだを愉しむブログ

【食】【健康】まわりのことを綴るフードライターの雑記

大人もたっぷり遊べるネイチャー・リゾート、ニセコ最高!!

夏休みですねー!みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
夏は実家(札幌)に帰省してもほとんど家にいるばかりでしたが、今年は少し足を伸ばしてニセコに行ってきました。

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 (photo:nisekotourism)

ニセコと言ってもピンとこない人もいるかもしれませんが、町の名前で、北海道の中央りよりもやや西側に位置し(ざっくりでです)、冬はスキーヤーでにぎわいます。
地名はアイヌ語の「ニセイ・コ・アン・ペツ」(峡谷にある川という意味)から来ているのだそうです。

ニセコといえば、冬・雪のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、今や季節を問わず「世界のリゾート」的存在になっているらしい!?
観光客が欧米やアジア各地から大勢来るばかりか、別荘を購入して滞在している欧米人も多く、ここ10年で外国人だけで約200人が移住したとか!?

私も訪れるのは20年ぶり。町はどんな変貌をとげているのでしょうか?ワクワク気分でニセコに向かいました。

 

 

札幌からは車で2時間半程。2017年に小樽-余市(よいち)間の高速道路が通ったことで、アクセスがより便利になりました。
余市で高速を降りて30分程車で走ると、北海道の雄大な景色。蝦夷富士(エゾフジ)と呼ばれる羊蹄山(ようていざん)のふもと、ニセコ町に到着です。空が青いぞー!

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ニセコの町並みは、やはりウワサ通り以前とは違った!20年前は民宿と歴史のありそうなホテルしかなかったのに、小奇麗な別荘が立ち並び、まるでそこは北欧!?


ホテルやレストランの看板も、英文字オンパレード!カフェのお客さんも、オール欧米人だったり、コンビニに行くと18,000円もの大ボトルワインや、欧米人が大好きそうなハード系のパンが置いてあったり、国際リゾート地っぽく変貌していました!!

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ニセコ町の最寄り駅倶知安(くっちゃん)駅前にも、おしゃれなカフェが増えたようです。東京など、道外から移住してお店を開いている方も多いとか。行ってみたーい!


今回の旅の目的は、ニセコアドベンチャーセンター(通称ナックNAC)に行くことです。
その名の通り、ラフティング、カヤック、SUP(スタンドアップパドル)、マウンテンバイク、フィールドアスレチックなど、大自然の中で様々なアクティビティを楽しめる日本最大級規模のアドベンチャー施設です。

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1995年に設立されたNACは、1998年に廃校をリメイクして今のセンター施設をオープン。ニセコを国際リゾート地ともいえる環境に作り変えた立役者、ロス・フィンドレーさんが建設されました。

1Fは受付のほか、帽子屋キーホルダーなどのグッズショップ、2Fはおいしいハンバーガーが食べられる居心地の良いカフェ「JoJo's」です

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スキーインストラクターとして、1991年この地を訪れたロスさん。冬はパウダースノーのゲレンデに訪れるスキー客が多い一方、夏は観光要素がごく少なく、豊かな自然を使って楽しめるものはないかと考えるようになったそうです。

自国オーストラリアで行われているボートで川を下るスポーツ・ラフティングが、ニセコの地でもできるのではと考えましたが、危険性を伴うので観光客向けではないと、周囲はこぞって反対だったとか。1995年当初、これが一般的なスポーツやレジャーになるとは誰も考えていませんでした。


ラフティングが安全で楽しいスポーツであることを証明するために方々の関係機関を回り、ラフティングの協会まで作って知名度を広めたロスさん。
今では年間3万人が訪れ、ラフティングは北海道以外でもポピュラーなレジャーとて楽しまれています。

video:NAC)

というわけで、やってきましたラフティング。バスで川べりまで移動し、ライフジャケットとヘルメットを装着して、注意事項を聞いた後、ボートをみんなで押して、川に入ります。

夏の季節は川の水が川の流れが緩やかなので、下っていく様子もそれほどハードではありません。止まってしまい自分たちでオールを漕がなくてはならない場面も。

でもガイドの方が漕ぎ方やタイミングを逐一指導してくださるので、心配は要りません。川の中で泳げるスポットも3箇所ぐらいあり、最高でした!

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ニセコのラフティングは難易度的には3程度ですが、難易度5になるとラフティングが1回転したりするハードなコースも海外にはあるそう。春は川の水量も増え、よりエキサイティングなコースが楽しめるとのことです。


翌日は、アドベンチャーパークでのアクティビティに挑戦しました。木と木の間にロープや木材で作った様々な仕掛けが施されており、そのしかけはかなりエキサイティング。
初級のイエロー、中級のグリーン、上級のレッド&ブラックと難易度別のコースがあります。

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この日本最大級のダイナミックなコースは、その道のプロ集団が欧州リトアニアから、このコースを組むためだけにやってきて作成したものだそう。とても超マッチョな青年達だったとか。さぞかし珍しい?建設現場風景だったことでしょう。

アクティビティは、地上4mから13mを超える高さのものまである本格派。各コースの最後にはジップラインという、ワイヤーを伝ってシャーっと降りてくる遊び心満載のエレメントがたっぷりです。

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(photo:NAC)
当然のことながら、一番簡単なイエローコースからチャレンジ。キッズも行けるコースなので、普通の人ならワクワクしながら進んで行けるのでしょうが...、ふだん何のスポーツもしておらず、反射神経もないオバさんであったことに、木の上に登ってから気づきました。何コレ!? めっちゃ怖い!っていうレベル超えてました。

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命綱はもちろんあり、各エレメント(しかけ)毎に自分で着脱しつつ、コースを進んでいきいます。
ワイヤーを1つ1つのアクティビティーごとに付けては外していくのですが、付け方もちょっとしたコツがあり、片方を外さないともう片方が外れないと言う安全性の高い仕組みになっています。ちょっとしたコツがいるのですが、ようやくスームズに着脱できたのはコースの1/3くらいを進んだ頃。

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宙づりの状態で、次の丸太に足が届かなかったり、地上6m位にかけられたワイヤー1本の上を揺れるヒモ(時々ゴムチューブのしかけ)だけを掴んで渡らなければならないなど、初心者コースとは思えない難度の高さ。

 

正直、何度か足がすくみましたが、その度に自分に言い聞かせました「自分はレスキュー隊員だ!絶対に落ちるわけにはいかない!」こんな猿芝居のような暗示の一つでもかけて望まないと、100%落下確実でした。頑丈な命綱のワイヤーが付いているので、例え落下しても大丈夫なのですが、息子と行った手前、やはりカッコ悪い...。

「ここはどうやって降りたらいいですかー?」とスタッフさんに木の上から何度も尋ねつつ、何とか、どうにか中級コースを制覇して、地上に無事降りました。

 

終わった後はものすごい充実感!ふだん使わない細胞を総動員したので、身体がしばらく興奮気味でした。いやー、たまには全力で身体を使うって大切ですね!


さすがにブラックコースには挑めなかったので、次回はぜひチャレンジしたいです!


NACのオーナー・ロスさんは、友人の義理の弟さんでもあることから、お宅にもお招きいただきました。

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(緊張して写真がピンボケ(-_-;))


普通の家の3軒分くらいある広さで、天井が高く、リビングは大きなガラス張りで目の前には羊蹄山が広がるという、何ともスバラシ過ぎるお宅。日本で建設関係のお仕事もされていて、今のお家も半年かけてご自身で作られたとか。

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お宅では、4人の息子さんのパパ。美味しい手巻き寿司をごちそうになりながら、ニセコのことを熱く、おやじギャグを交えながら流暢な日本語で語ってくれました。

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ニセコを変貌させたマーケティング的思考を買われ、NACやラフティングの協会の仕事以外にも、政府の観光事業アドバイザーなど多岐にわたる活躍をされているロスさん。今後はどんなニセコでの遊び方を教えてくださるのか楽しみです!


夜9時を過ぎると、宿の外は静まり返り、昼間の賑わいをよそに人も車も通らない場所に..。
そんな道路が新鮮だった息子は、思わず道路にゴロ寝体験...(;'∀')。

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北道の大自然を肌で感じながら、様々なアクティビティーが楽しめる、NAC(ニセコベンチャーセンター)は、本当にオススメ!北海道旅行の際は、ぜひぜひ立ち寄ってみてください。札幌から観光バスやJR、レンタカーでも便利に行くことができますよ!