こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
仕事関係やママ友などと、ちょっとした知り合いと集まった時に、出身地の話をすること、ありますよね?私は北海道ですと答えると、たいてい「いいですねー!」「何でも美味しそう!!」「カニ食べ放題!?」とか言われることがあります。
いやいやー、もちろん食べ放題のわけがありません。実家の裏の畑にカニはいません。何度そう返答したことか…。
【奥が毛ガニ、手前が花咲ガニ】
思えているギリギリの最少年齢が小学生高学年のころですが、晩御飯のおかずに、たま~にカニがドンと1匹あるいは2匹出てきて、小学生ながらに足をもいでバリバリかぶりついて食べていました。
もちろん裏の畑にはないので、お中元などのいただき物や、おみやげの品でしたが、本州のお住いの方に比べると、カニを食べる機会はやはり多かったかもしれませんね。
北海道でよく食べるカニは毛ガニが多いんです。毛ガニは、身は小ぶりながらも、味は上品な甘みと濃さがあり、カニ味噌が濃厚という特徴があります。たまに、たらばなんかが出てくると、イカツイかんじのボディだが、味はちょっと大味だねーなどといっちょ前に話していたのを思い出します。
しかし、ちまたの好きなカニランキングでは、たいていこうなっています↓↓
1位 タラバガニ
理由→・脚が長くて沢山食べられる。身が肉厚! 身がいいダシが取れる。
2位 ズワイガニ
理由→・値段が手頃。 甘みが強くて柔らかい。一番メジャーなカニだから。
3位 毛ガニ
理由→・一番濃厚で味が美味しい。カニミソが濃厚!味が一番濃いから。
4位 花咲ガニ
理由→・身がぷりぷりとして美味しい。 茹でただけで甘くておいしい!
※一般的なアンケートの結果です。
そうです。なじみの毛ガニは、食べたことのある人は、上品な甘さや濃厚なミソの魅力を知っていてくれますが、たいていタラバガニのボリュームには勝てず、1位の座はいつも譲っています。
本州では、圧倒的にタラバが出回っているので、食べる機会があまりないことも、あるかと思いますが、北海道へ行かれた際は、ぜひ毛ガニを試食してみてください。タラバと比べて、水っぽい!と感じる人もいるかもしれませんが、上品な甘みはぜひ味わっていただきたいです!
ところで、4位の花咲(はなさき)ガニは、ご存じですか?私は、この花咲カニがマイベストです!北海道でも根室沖など限られた領域でしか捕獲されず、カニとしは珍しく夏~秋が旬。茹でると、ぱーっと花が咲いたかのようにカニのカラダが真っ赤な色になります。身はタラバ以上にぷりぷりとしていて、甘みが強く、味も食べ応えも極上です。ミソはやや大味なので毛ガニには負けますが、ツウの中では花咲ガニもカニミソが好き!という人もいます。
ただ、難点はちょっと食べにくい!甲羅についているトゲトゲが多くて、食べる時に手に持つとイタイんです。とはいえ、身をほぐす時だけなので、そこはちょっとガマンして食べてみてください!絶対に美味しくて、食べている時は無言になります(←食べるのに夢中で)。
先日、我が家に「ふるさと便」の小包が届きました。ゆうちょの商品で、地方の特産品が一定ペースで送られてくるのですが(実家の母が、近所の郵便局の営業に負けて購入したため)、久しぶりに毛ガニさんがやってきたのです。「カニ来たーーーーーーーーーーーっつ!!」思わず叫んで、その日の夜にテーブルへ。
もちろん、大阪の家庭に1家に1台たこ焼き器があるように、我が家には大小のカニフォーク(カニを食べる時のフォーク付スプーン)があるので、人数分をセットして、実食。う~ん、おいしい。。。味は思ったほど、濃厚ではありませんでしたが、ミソはやはり毛ガニ!カニはやっぱり、茹でたのをそのまま食べるに限る!派の私に対して、夫はぞうすいや鍋に入れたい派。自然のままの味がわからんのかね~!と軽いバトルを交わしながら、あっという間に完食!
食べ終わった後のカニのカラに、少しだけもの悲しさを感じてしまうのは、私だけでしょうか?さっきまであんなに、ムラがっていたのに、身がなくなってしまったらもう見向きもされなくなってしまう…。今まで、何も考えずに捨てていましたが、もしかしてダシが取れるのかも…!? 成功したら、またご報告します!